私の場合、東京都内在住で静岡県内に土地を購入して家を建てるという、
いわゆる「遠隔地対応」ということが前提となります。
事前にネットで情報収集をして、各ハウスメーカーの特徴を大まかに理解をした上で、ハウスメーカー選びを始めました。
よく、家づくり系Youtuberやブロガーの方々が「いきなり住宅展示場に行くのはバカだ!!!」と声高々に発信をしています。
これは恐らくある意味正しいのだということを実感しました。
なぜなら、ハウスメーカー業界では理由は分かりませんが、ホストのように「一度担当した営業マンが固定される」という永久指名制になっています。全くもって意味不明ですが。。。
そのため、ふらっと訪れた住宅展示場でアンケートを書いて、たまたまそこにいた暇そうな営業マンと話しただけで、そのハウスメーカーの担当者が決定される、という仕組みになっています。
では、Youtuberの方々がいきなり住宅展示場には行かずにどうしろと言っているか、というと、
自分が優秀な営業マンを紹介するから、こちらに相談してください!ということを言っています。
・・・勘の良い方はお気づきかと思いますが、これはYoutuberの方が紹介料を得るためのビジネスの
中に巻き込まれていることとなります。
家を作る人がYoutuberの方へ紹介料を支払うわけではなく、ハウスメーカーがお客さんを連れて来てくれてありがとね!ということでYoutuberの方へ支払う報酬となるので、実際、自身が支払う費用の中に入ってくるわけではありません。
とはいえ、ハウスメーカーがその費用を負担するとなれば、ハウスメーカーとの価格交渉の中でそのことが多少なりとも加味されて、最終的に購買者である自分が不利になるのではないか?という一抹の不安が拭えず、私はYoutuberへの依頼はせず、情報収集に留めました。
結果論ですが、担当いただいた設計の方が「まかろにおさんからの依頼をたくさん受けている」とのことでしたので、私が一番参考にさせていただいたYoutuberの方が依頼する先にいる担当者に辿りつけたことはラッキーでした。
さて、本題です。
上述した通り、いきなり住宅展示場へ行くことは色々なリスクを孕んでいることを理解した上で、どうしたか、答えは行ったり行かなかったりしました。
・・・意味分かりませんよね!!笑
どういうことかというと、住宅展示場へ行き、各社の特徴を探ってはいたのですが、担当の営業マンと少し話して気が合わなさそうだなと思ったら、「すぐの計画ではなく、あくまで将来的にの話ですので・・・」ということで、具体的に話が進展することを避けていました。
逆にびびっと来る営業マンの場合は具体的に担当いただくことを依頼し、土地探しと提案をお願いしました。
それ以外の方法として、HPから問い合わせるという手法も取ってみました。
これをやった理由として、色々な営業マンと話してみた結果、「遠隔対応を明確に嫌がる人がいる」ということが分かったからです。
恐らく営業マンの手柄になるかならないかが、会社によって違うのかもしれません。
また、当たり前かもしれませんが、住宅展示場にいる営業マンは大体若手であって経験値が浅い、もしくは優秀な人ではありません。
普通に考えて優秀な営業マンは違うとこで違うことやってますよね。
以下に各社へのアプローチ方法と担当決定方法をまとめます。
積水ハウス ・・・ HPから問い合わせ実施、都内本社の営業担当者と静岡県内の営業担当者の二人体制となる。打合せは本社の営業マンとWeb及び本社での打ち合わせで進め、土地探しを静岡県内の担当者が進める形となった。
本社の営業担当者は40代半ばの方で落ち着きのある雰囲気。
土地探しも積水ハウスだけがランディという土地探しのアプリのアカウントを付与してくれて、その点は良かったです。
ただ、営業マンのプライドが高いせいか、積水ハウスはNo1!価格も高くて当たり前!その分、施工品質も高いし、アフターサービスも完璧!!というPRに終始していた割に、肝心の提案が価格に見合った内容になっておらず、ただただ高いという印象で終わりました。
これは、後で出てくる別メーカーのように若手の実績が欲しいギラギラした営業マンではなかったからかもしれません。
積水ハウス自体は素晴らしい会社だと思いますし、今回立てる自宅の両隣ともに積水ハウス施工の立派なお家ですので、積水ハウスでもいつか建てられたら良いなと思っています。
ヘーベルハウス ・・・ 結論から言うと失敗しました。最初、立川の展示場でやる気満々の営業マンと出会い、とても積極的に土地探しをしてくださっていたのですが、その時は都内で探していたこともあって進展はなく、実例見学なども何度もご案内いただいたにも関わらず、話が進まないことをこちらも申し訳なく思っていました。
そんな時に行った駒沢展示場で出会った営業マンが結果として担当になりました。
その理由として、私は当初、ヘーベルハウスを第一候補として考えていました。
RATIUS GRというヘーベルハウスが新しく打ち出したコンセプトの設計が私の理想にドンピシャだったので、これが欲しい!と一目ぼれをしていました。
そんな時に出会った営業マンFさん。
私が静岡県内で自分で土地を探していたときにぶち当たった問題が市街化調整区域です。
都内に住んでいる私にとって、静岡に行けばスーパー激安で土地が帰るだろう、とたかを括っていたのですが、実は家を建てても良い市街化区域はかなり制限されており、ほとんどが市街化調整区域だったのです。
この市街化調整区域とは農地などが該当しており、そこに建築物を建てられるのは農家さんや地域の利便性を高める(スーパーや病院、美容院など)ものというかなり制限がありました。
ただし、市街化区域の土地と市街化調整区域の土地では土地価格が大きく違うこともあって、何とかして市街化調整区域の農地を住宅地へ転用できないか、ということを常日頃悩んでおりました。
(いわゆる農地転用です)
このときに出会ったのがヘーベルハウスの営業マンFさん。
「お任せください!農地転用の経験あります!」と豪語をし、「良かったら私が担当しましょうか?別の担当がすでにいる??大丈夫です、社内調整します!!!」
とスーパー肉食系営業マンの雰囲気でごり押しをしてきたので、ついお願いしてしまいました。
結果は農地転用などそんな簡単なものではなく、できるかできないか分からないが土地買ってから申請してくれ、という超ハイリスクな結論だったので断念をしました。
肝心の提案はこちらも積水ハウス同様に高いだけで全く面白味の無い提案でしたし、レスポンスも悪かったため、営業マンを代えたことを後悔しています。
次に続きます
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